また朝が来て夜が来るブログ

マイペースな更新で、日々思うことをのんびり綴っていくブログです。

今、私が思うこと!人々は、なぜ「生産性」という言葉に囚われて、心身を酷使して働き続けるのか!〜仕組みと構造を知った上で、適度に頑張ろう〜

このブログでは、ジャンルに囚われず様々な話をしていきたいと思っていますが、今回は弊社の設立2周年を記念し、実際に感じたことを書きたいと思います。(本記事につきましては、Facebookにて公表している「合同会社HCL設立2周年」の続きとなります。)※「生産性を求められる労働環境」については、主観で記述しています。

f:id:J-HCL:20190715202346j:plain

では、早速本題に移りたいと思います。 
さて、いきなりですが、皆さんはなぜ働いていますか、いつ幸せを感じていますか。
私は、両方分かりません笑
でも、「働くとは何か。何が幸せなのか。」ということを日々考えながら生きていることは、実に人間らしいと思っています。
働く目的には、自己実現のため、日々の生活のため、趣味に没頭するため、もしくは奨学金を返済をするためなど、人それぞれ理由があるかと思います。もちろん、幸せという価値観についても多種多様だと思います。
本記事では、「生産性を求められる労働環境」にフォーカスを当てて、どのような構造になっているのかということを、主観で記述していきます。
※以後、「生産性を求められる労働環境」については、「労働環境」と記載。
 
そして、労働環境を考えたうえで「適度に頑張ろう」と主張していきます。
例えば、現在の労働環境には次のような事例が挙げられます。
「一生懸命に働いても、給与は増えないのにサービス残業はある」
「身体を酷使して働いた結果、ストレス障害などを患い、社会復帰が困難」
残念なことに、今の労働環境ではよくある話です。
もちろん、私はこの労働環境に反対ですよ。
「なぜ、働いているのにお金が貰えないのか(サービス残業)」、「なぜ、過度に働くことを美徳とされるのか」、「なぜ、疲弊するほど働かされるのか(ストレス障害PTSDなど)」
私も思いますが、「周りも同じ条件だから」と思い込み、頑張ってしまうことは、自分を疲弊させるだけでなく、その感覚を伝染させてしまいます。
つまり、労働環境について考えるものの、何となく従う体質に変化していくということです。
結果、このような労働環境で働き続けてしまい、多くの時間を消費させられ、ストレスを抱え、心が病んでしまいます。
もちろん、明日は私がそうなってしまうかもしれません。
 
ただ、どう考えてもおかしいですね。
しかし、心が病んでしまったことは、本人の努力不足だったのでしょうか。周りの支えが足りなかったからでしょうか。頑張っていなかったからなのでしょうか。

f:id:J-HCL:20190715204452j:plain

私は違うと思います。
「人間は生まれた瞬間から価値ある生き物であり、生産性と引き換えに生きているわけではない」と考えるからです。
しかし、残酷にも労働環境は異なります。
「生産性」というフィルターを通してのみ評価することを基本としています。
つまり、「あなたの頑張り=評価」ではないということです。
このような労働環境では、人間を生産能力の可否で評価するしかありません。
生き残っていくため必死に働き、疲弊していくだけです。
結果、私達の幸せは二の次になっているのではないでしょうか。
 
私は、このような労働環境ではなく、次のように考えます。
「一人ひとりが生きている。豊かさを求められる。求めて良い。ということを社会全体で容認し、生産性だけで人を判断しない」
なぜなら、人間は仕事をするために生まれてきた訳ではないからです。
貨幣経済となったため、生きていくためにお金が必要になっただけです。
もっと言えば、生きていくため必要なお金を稼ぐ方法の一つに「働く」という行為があるだけです。
 
しかし、労働環境だけでなく社会全体が「生きていること<仕事」を優先させます。
さらに、メディアなどでは「5分で分かる◯◯」など、時間を短縮し効率良く動くことを肯定する発信がされています。効率良く働くことが、本当に幸せなのでしょうか。
確かに、便利になるとは思います。ただ、効率良く成果を出す目的が「次の仕事のため」という価値観に縛られていては、幸せを考えることが難しくなります。
 
一方、ここまで話してきた内容と全く異なる生活をしている人達がいるのも事実です。この方達は、決定的に違うことをしてお金を稼いでいます。
例えば、利息や株の売買。

f:id:J-HCL:20190718230648j:plain

「お金を借りたので、利息をつけて銀行に返済する」「資本のある人が、株を売買して儲け、さらに資本を増やす」
もちろん、株の売買などは個人の自由です。
しかし、稼ぎ方が異なる要因の一つに、現在の社会構造が挙げられます。
利息=「富を持つ人たちが、富のない人から、お金を集めていくシステム」
株の売買=「分離課税を用いて、富を拡大していくシステム」
※分離課税=一定の所得については、他の所得金額と合計せず、分離して税額を計算し(この点が総合課税制度と異なります。)、確定申告によりその税額を納めること(国税庁HPより一部抜粋)
 
つまり、自分の時間を大きく削り働くのではなく、構造(仕組み)を利用して稼いでいると言うことです。
その結果、現在の社会では貧富の差が広がり、「富がない人がその差を埋めようと頑張っても報われない社会」になっています。(本年度の東京大学入学式における上野千鶴子氏の祝辞を見て、まさにその通りだと感じました)
ここまで述べてきた、労働環境については賛否両論あるかと思いますが、読んでいただけた方の何かに繋がれば良いなーと思っております。
 
さて、久しぶりの更新で長々と書いたので、疲れました笑

f:id:J-HCL:20190715204216j:plain

次回は、何を書こうか検討中です笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。